総務省は2014年1月31日、2013年12月19日から2014年1月28日までの間に受け付けた、V-High帯(207.5M~222MHz)を利用する移動受信用地上基幹放送の業務の認定申請について、その結果を発表した。5者から6チャンネルの申請があった。

 V-High帯は、連結送信が可能な13セグメントが二つと、独立した7セグメントの帯域がある。現在は、このうち連結送信が可能な13セグメントを使って、mmbiが「NOTTV」の放送を展開している。今回の認定申請受け付けの対象は残り20セグメントである。申請があったのは、いずれも連結送信が可能な13セグメントの帯域内だった。

 申請者とチャンネル名は以下の通り。スカパー・エンターテイメントの「スカパー!モバイルTV」(仮)、アニマックスブロードキャスト・ジャパンの「アニマックス」、AXNジャパンの「AXN」、フジテレビジョンの「フジテレビONE」と「フジテレビTWO」、日本映画衛星放送の「時代劇専門チャンネル」である。いずれのチャンネルも2セグメントの帯域利用を予定している。

 総務省では、4月頃に基幹放送業務認定を電波監理審議会に諮問する予定。放送開始は2015年4月ごろが見込まれている。

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