米Amazon.comは現地時間2014年1月30日、2013年第4四半期の決算を発表した。売上高は255億8700万ドルで、前年同期と比べ20%増加した。純利益は2億3900万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.51ドル)で約2.5倍に拡大。営業利益は同26%増の5億1000万ドルだった。

 事業別の売上高を見ると、書籍や音楽/映像メディアなどを扱うメディア部門が72億2700万ドルで前年同期比11%増加。家電・日用品部門は171億2600万ドルで同23%増加した。

 地域別の売上高は、北米が同26%増の153億3100万ドル、海外部門(英国、ドイツ、日本、フランス、中国、イタリア、スペインなど)が同13%増の102億5600万ドルだった。

 同時に発表した2013年通年の業績は、売上高が前年比22%増の744億5200万ドル。純利益は2億7400万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.59ドル)で、前年の純損失3900万ドル(希薄化後1株当たり純損失は0.09ドル)から黒字回復を果たした。営業利益は前年比10%増の7億4500万ドルだった。

 2014年第1四半期の見通しについては、売上高を182億~199億ドル(前年同期比13~24%増)、営業損益は赤字200万ドル~黒字200万ドルの範囲内と予想している。

 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、アナリストらは第4四半期の売上高を261億ドル、1株当たり利益を0.66ドルと予測していた。また、2014年第1四半期の売上高見通しの中間値がアナリスト予測である196億7000万ドルを下回ったことなどから、同社株価は決算発表後の時間外取引で一時8%以上も下落した。

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