写真1●日本航空の植木義晴代表取締役社長(右)
写真1●日本航空の植木義晴代表取締役社長(右)
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 日本航空(JAL)は2014年1月30日、7月に開始予定の機内インターネットサービスなど新サービス・商品について発表会を開催した(写真1)。機内インターネットサービスはすでに国際線で導入済みだが、国内線での導入はJALが初めてとなる。

 機内インターネットサービスは、機内に構築した無線LAN環境を、乗客が持ち込んだスマートフォン、タブレット端末、パソコンなど無線LAN機能がある機器で利用できるようにするもの。対応する無線LAN規格はIEEE 802.11a/b/g/n。無線LANのアクセスポイントは機体サイズに応じて1機当たり3~6台設置する。

 同サービスには(1)同社が用意したコンテンツを無料で閲覧できる「機内エンターテインメント」と、(2)有料の「インターネット接続」の2種類がある。

写真2●機内エンターテインメントでは複数のコンテンツを用意
写真2●機内エンターテインメントでは複数のコンテンツを用意
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 (1)機内エンターテインメントでは、機内にサーバーを設置し、グルメや観光地情報などのコンテンツを無料で提供する。10種類(予定)ほどの動画コンテンツのほか、観光地で利用できるクーポンなどを用意するという(写真2)。

 (2)インターネット接続は、衛星通信回線を利用してインターネットへ接続し、Web閲覧、電子メールの送受信、SNSの利用などを可能にする。料金プランは「時間制プラン」と「フライトプラン」の2種類がある。

 時間制プランは路線や接続端末にかかわらず30分400円。フライトプランは搭乗する路線や端末の種類によって料金が異なる。例えば、羽田-大阪など450マイル以下の路線で端末がスマートフォンの場合は500円。羽田-沖縄など651マイル以上の路線で端末がタブレット/ノートパソコンを利用する場合は1200円となる。

利用機器450マイル以下
(羽田-大阪など)
451-650マイル
(羽田-福岡など)
651マイル以上
(羽田-沖縄など)
スマートフォン500円500円700円
タブレット、ノートパソコン500円700円1200円