図1●「WAKUWAKU JAPAN」のチャンネルロゴ
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図2●「WAKUWAKU JAPAN」の概要
図2●「WAKUWAKU JAPAN」の概要
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写真1●スカパーJSATの代表取締役 執行役員社長の高田真治氏
写真1●スカパーJSATの代表取締役 執行役員社長の高田真治氏
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図3●「WAKUWAKU JAPAN」を視聴できる放送プラットフォーム
図3●「WAKUWAKU JAPAN」を視聴できる放送プラットフォーム
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 スカパーJSATは2014年1月30日に会見を開き、インドネシアのメディアグループであるPT Global Mediacom傘下の衛星放送運営会社のMNC Sky Visionと契約を締結し、日本のコンテンツと情報で24時間編成したチャンネル「WAKUWAKU JAPAN(ワクワク ジャパン)」(図1)のインドネシアでの開局を決定したと発表した。

 チャンネルの開局の日時は、2014年2月22日の17時(現地時間)である。番組はインドネシア語にローカライズして放送する。子供向け番組は吹き替えにして放送し、その他の番組には字幕を付ける。開局時の視聴可能世帯数は約200万世帯と推定している。

 チャンネルの役割としては、「日本のコンテンツ制作者や事業者が安心してコンテンツを配信できるショールーム」などを挙げる(図2)。有料放送を楽しんで購買力のあるアッパーミドル層などをターゲットにしたチャンネルとしている。

 1月30日の会見で、代表取締役 執行役員社長の高田真治氏(写真1)は、開局に至るまでの経緯を説明した。「アジアのマーケットでの日本コンテンツの存在感は希薄。毎日、アジアの皆さんに日本コンテンツを作りたいと考えて、2年ほど前にプロジェクトを立ち上げた」という。検討した結果、まずはアジア諸国の中でも成長が見込めるインドネシアで開局することにした。

 当面は同国の衛星放送サービス「INDOVISION」と「OKEVISION」でWAKUWAKU JAPANを提供する(図3)。「将来的にはインドネシアのほかの衛星放送やケーブルテレビのプラットフォームでも放送を行う。インドネシア以外の国にも展開したい」と意欲を見せた。