NTTぷららは2014年1月30日、クラウドファンディングを活用したクリエイター応援プロジェクト「ひかりTVドリーム」の展開を開始すると発表した。第1弾として、学生クリエイターが制作したゲームコンテンツを、クラウド型で提供する同社の「ひかりTVゲーム」プラットフォーム上で、無料コンテンツとして同日に公開した。

 このプロジェクトは、優秀なクリエイターの早期発掘と、優良なコンテンツの流通を促し、対象となる産業の活性化を進めていくことが目的。商用化していないコンテンツを「ひかりTV」のプラットフォーム上で公開し、クラウドファンディングを活用した投資を募ることで、クリエイターを支援する。

 NTTぷららは、2013年10月にクラウドゲームサービス「ひかりTVゲーム」において、ゲームクリエイター支援を通じたコンテンツ制作の展開を発表た。今後はゲームだけでなく、「ひかりTV」が提供するさまざまなサービスのコンテンツにおいてもこの施策を推進していくこととし、「ひかりTVドリーム」の名称で本格展開していくことを決定した。

 まず第1弾として、「ひかりTVゲーム」のプラットフォーム上に、HAL大阪の学生クリエイターらが制作した3Dパズルゲーム「TRANTH」の公開した。コンテンツは順次追加される。利用者から評価の高い作品については、クラウドファンディングを活用して集められた資金をもとに、商用化に向けてクリエイターが新たに次回作を制作する。

 今後は、ひかりTVが提供する「ひかりTVアプリ」におけるアプリケーションなど、各コンテンツサービスへの展開を進めていく予定。

 なお、ひかりTVドリームのクラウドファンディングは、運営パートナーのミュージックセキュリティーズを通じた小口投資により実施する。

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