米Facebookは現地時間2014年1月29日、2013年第4四半期の決算を発表した。モバイル広告が好調で、大幅な増収増益となった。

 総売上高は25億8500万ドルで前年同期と比べ63%増加した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は5億2300万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.20ドル)となり、前年同期の6400万ドル(同0.03ドル)から急増。営業利益は11億3300万ドルで前年同期から2倍以上に増加した。

 特別費用などを除いた非GAAPベースの場合、純利益は7億8000万ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.31ドル)、営業利益は14億5900万ドルとなる

 アナリスト予測は、売上高が23億3000万ドル、特別費用を除いた1株あたり純利益が0.27ドルだった(米Wall Street Journalの報道)。

 広告売上高は23億4400万ドルで前年同期比76%増加した。そのうちモバイル向け広告が約53%を占め、前年同期の約23%から大きく拡大した。決済システムや会費などによる売上高は2億4100万ドルだった。

 2013年12月の日間アクティブユーザー数(DAU)は7億5700万人で1年前と比べ22%増加。そのうちモバイル経由のDAUは5億5600万人で同49%増加した。12月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は同16%増の12億3000万人、モバイル経由のMAUは同39%増の9億4500万人だった。

 同時に発表した2013年通年の売上高は前年比55%増の78億7200万ドル。純利益は15億ドル(希薄化後1株当たり純利益は0.60ドル)で、前年の5300万ドル(同0.01ドル)から大幅増益となった。

 同日の同社株価は前日比2.92%安の53.53ドルで通常取引を終えたのち、決算発表を受け、時間外取引で12%以上の上昇を見せた。

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