日本テレビ放送網は2014年1月29日、タカラトミーからタツノコプロの株式を取得し、タツノコプロを日本テレビの子会社とすることにしたと発表した。

 タツノコプロは、アニメ映画やキャラクターなどの企画製作会社で、「科学忍者隊ガッチャマン」「ハクション大魔王」「マッハGo Go Go !」などコンテンツを数多く持ち、映像・キャラクター関連の国内外のライセンスを多数保有している。タツノコプロのコンテンツには、他者原作を元にしないオリジナルアニメが多くあり、商品化やリメイクを単独で判断できる原作者としての権利を保有する作品は50以上という。

 日本テレビは、タツノコプロを自社グループ内に迎え入れることにより、リメイクとコンテンツビジネスを戦略的に展開できると考え、タツノコプロの株式54.3%を取得することを決議した。

 今回の株式取得を契機に、日本テレビとタカラトミーはキャラクタービジネス分野において連携を強化する。日本テレビのコンテンツ制作力およびメディアパワーと、タカラトミーの商品開発力と流通営業力というお互いの強みを生かす。「タツノコのコンテンツだけではなく、日本テレビおよびタカラトミーが持つキャラクターについても、ビジネスを拡大していく」としている。

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