写真●GEのジェフ・イメルト会長兼CEO(左)とコマツの大橋徹二社長兼CEO
写真●GEのジェフ・イメルト会長兼CEO(左)とコマツの大橋徹二社長兼CEO
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 コマツと米ゼネラル・エレクトリック(GE)は2014年1月29日、次世代の鉱山機械を開発するために合弁会社を設立すると発表した。コマツが持つ鉱山機械の車両やICT(情報通信技術)と、GEが持つ電気駆動システムやバッテリー技術などを組み合わせる(写真)。

 新会社「コマツ・ジーイー・マイニング・システムズ」は両社が50%ずつを出資し、2014年4月に事業を開始する予定だ。GEが持つ米ペンシルベニア州の工場内に設立する。これまで両社は露天掘りの鉱山で使う電気駆動式ダンプトラックで協力関係にあった。

 コマツは販売した建機の稼働状況を遠隔監視する「KOMTRAX(コムトラックス)」に力を入れている。GEも航空機エンジンやMRI(磁気共鳴画像装置)などからネット経由で稼働データを収集・分析し、運用・保守に生かす「インダストリアル・インターネット」に注力している(関連記事:【ITproまとめ】インダストリアル・インターネット)。