伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2014年1月27日、データセンター用ハードウエアの仕様や設計図をオープンソースとして開発する米オープン・コンピュート・プロジェクト・ファウンデーションと「ソリューションプロバイダー契約」を締結したと発表した。CTCは「Open Compute Project(OCP)」仕様のハードの販売などを2014年4月に開始する。

 OCPは、米フェイスブックが2011年に開始したプロジェクトで、これまでにサーバーやラック、電源装置、冷却設備、ストレージ、ネットワークスイッチなどの設計図をオープンソースとして公開している。CTCは、OCP仕様のハードを製造するメーカーからハードを仕入れて、顧客に販売する。

 日本国内でOCPのソリューションプロバイダーになったのはCTCが初めてという。CTCは東京都千代田区にある同社の「テクニカルソリューションセンター」でOCP仕様のハードの検証なども行う予定だ。