写真●「Application Control Software Blade」を使えるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの「Check Point 21400」
写真●「Application Control Software Blade」を使えるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの「Check Point 21400」
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 米チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの日本法人は2014年1月24日、同社の「Application Control Software Blade」がBaidu IMEおよびSimejiに対応したと発表した。Application Control Software Bladeは、アプリケーション単位やユーザー単位で通信制御を行う、同社のファイアウォールやUTM(統合脅威管理)などのセキュリティ機器で使用するソフトウエア(写真)。Baidu IMEとSimejiをアプリケーションとして認識できるようにしたことで、ユーザーはBaidu IMEとSimejiの通信制御がやりやすくなった。

 Baidu IMEとSimejiは、中国最大の検索サービス「百度」が提供する日本語入力ソフト。2013年末に、ユーザーの設定内容にかかわらず、入力情報やパソコン内の情報を外部に送信する仕様だったことが判明した。このため、内閣官房情報セキュリティセンターは、公官庁に使用を控えるように通知していた。

 ファイアウォールベンダーでは、米フォーティネットと米パロアルトネットワークスが2013年12月31日(米国時間)、それぞれの製品でBaidu IMEとSimejiに対応した。

■変更履歴
当初、本文の最後の段落で「それぞれの製品でBaidu IMEに対応している」とあったのは「それぞれの製品でBaidu IMEとSimejiに対応した」の誤りです。対応製品として製品写真を掲載しましたが、記事で書いたソフトウエアが使えないことが分かりましたので、製品写真も対応製品に変更しました。お詫びして訂正いたします。本文と写真は修正済みです。[2014/01/24 19:50]