図●各社の半導体購入金額(出典:米Gartner)
図●各社の半導体購入金額(出典:米Gartner)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Gartnerが現地時間2014年1月23日にまとめた半導体市場に関する調査結果によると、昨年1年間に半導体製品を購入したハードウエアメーカーのうち、購入金額が最も多かったのは韓国Samsung Electronics、次いで米Appleだった()。

 Samsungは2年連続で首位に立ち、SamsungとAppleがトップ2の座を占めるのは3年連続となる。2013年における両社の購入金額は合計537億ドルにのぼり、前年と比べ17%増加した。

 3位は米Hewlett-Packard(HP)、4位は中国Lenovo Group(聯想集団)、5位は米Dellで、以下ソニー、東芝、米Cisco Systems、韓国LG Electronics、中国Huawei Technologies(華為技術)と続いた。

 上位10社中8社が前年に比べ購入額が増加した。中国勢は、国内市場はもとより、中南米やアフリカといった新興市場での成長が半導体購入の増加につながり、Lenovoは4位に順位を上げ、Huaweiは初のトップ10入りを果たした。

 2013年における上位10社の合計購入金額は1140億ドルとなり、これは世界の半導体ベンダー売上高全体の36%にあたる。前年の合計購入金額は1051億ドルで、半導体ベンダー売上高全体に占める割合は35%だった。上位10社による合計購入金額は1年間で8.4%増加し、これは半導体ベンダー売上高の成長率を上回る。

[発表資料へ]