写真1●Android 4.2を搭載する「Intel Education Tablet」
写真1●Android 4.2を搭載する「Intel Education Tablet」
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写真2●10インチ液晶のノートパソコン「Intel classmate PC」
写真2●10インチ液晶のノートパソコン「Intel classmate PC」
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 米Intelは現地時間2014年1月22日、教育機関向けデバイスの新製品を発表した。独自ブランドのタブレット端末「Intel Education Tablet」(写真1)の新モデルと、ノートパソコンの参照デザイン「Intel classmate PC」(写真2)を英ロンドンで開催されている教育用機器の国際見本市「BETT 2014」で展示している。

 Education Tabletとclassmate PCは、学校などの教育機関で生徒や教師が使うことを想定した学習用デバイスで、防水性と防塵性を備え、「机の上(70cmの高さ)からの落下に耐えられる」としている。いずれも学習用ソフトウエア群を提供する「Intel Education Software」を搭載し、オーディオジャックにつないで使用する温度センサーと拡大レンズが付属する。

 新たなEducation TabletはOSに「Android 4.2(Jelly Bean)」を採用。10インチのディスプレイを搭載し、手書き入力用のスタイラスペンが付属する。CPUは動作周波数1.2GHzの「Atom Z2520」デュアルコアプロセッサ。GPUコア「Intel GMA」を内蔵し、1080p HDビデオ(30フレーム/秒)をサポートする。

 メインカメラとフロントカメラを内蔵し、1度の充電によるバッテリー寿命は最大12時間。オプションで第3世代(3G)通信に対応する。

 classmate PCは、10インチのディスプレイ、「Celeron N2806」プロセッサを搭載する。OSは「Windows 8.1」。オプションでタッチスクリーンを用意し、ディスプレイ上部に回転式カメラを備える。年内に「Windows 7」版とLinux版もリリースする(CPUは「Celeron N2805」)。

 classmate PCベースの最初の世界市場向け製品として、米Hewlett-Packard(HP)が「Classmate Notebook PC」を今月中に米大陸とEMEA(欧州/中東/アフリカ)でリリースする。春ごろアジア太平洋地域に投入する予定。

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