図●「ランサーズ for Business」のサービスイメージ
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 クラウドソーシング事業を手掛けるランサーズは2014年1月22日、法人向けサービス「ランサーズ for Business」を開始すると発表した。ランサーズが抱えるプロジェクトマネジャーが複数の登録技術者を取りまとめて、大型案件を発注したい企業ニーズに応える()。

 契約の流れは次の通りとなる。発注企業はランサーズに、開発要件などを提示する。それを受けて同社が見積もりなどを提示し、契約を締結。登録技術者に業務を発注する。ランサーズのプロジェクトマネジャーが、会員技術者の選定や案件の進捗管理などを担うため、発注企業のマネジメント負荷を軽減することが可能だ。

 クラウドソーシングの発注者は原則、登録する技術者個人と契約を結ぶ必要がある。大型の開発プロジェクトでは多数の技術者を集める必要があり、クラウドソーシングの活用はハードルが高かった。たとえ小規模案件であっても、納期や品質が担保できるかといった不安を抱える企業も多いという。

 ランサーズは「ランサーズ for Business」を投入することで、こうした懸念を払拭し、企業のクラウドソーシング利用を促進したい考えだ。