日本放送協会(NHK)は2014年1月20日、地上波での放送を想定した8Kスーパーハイビジョン(画素数は7680×4320)の長距離伝送実験に成功したと発表した。

 今回の実験では、熊本県人吉市のNHK人吉テレビ中継局に設置した実験試験局から、圧縮した8K信号をUHF帯の1チャンネルで送信した。現在の地上デジタル放送のエリアと同程度となる27km離れた地点でも、8K信号を良好に受信できることを確認したという。

 NHKは2012年5月に、NHK放送技術研究所と約4.2km離れた地点との間で地上波での8K伝送実験に成功している。今回の実験では、8K信号を家庭に伝送ができることを検証するため、さらなる長距離伝送に挑戦した。

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