ソニーは2014年1月20日、テニスラケットのグリップエンド部に装着し、ショットを分析するための情報を取得するセンサー「Smart Tennis Sensor(スマートテニスセンサー)」を発表(写真1)、5月下旬より全国のスポーツ用品店などで発売する。
Smart Tennis Sensorには振動センサーやモーションセンサーが内蔵されており、それらが取得した情報をスマートフォンやタブレットにBluetoothで転送。ソニーがGoogle PlayおよびApp Storeで無償提供する専用アプリを使って分析する仕組みだ。ショットの分析データなどは専用のクラウドに保存される。
Smart Tennis Sensorは、1月7~10日に米ラスベガスで開催された「2014 International CES」(CES2014)のソニーブースで披露されたものである(関連記事)。
説明会に登壇した同社業務執行役員SVP UX・商品戦略本部 本部長の古海英之氏(写真2)は2011年以来、同社が「Listen、Watch、Create、Playといった体験を軸にして商品を提案してきた」と説明。今回のSmart Tennis Sensorは、「Playをキーワードにした提案」であり、ソニーが持つ様々な技術を結集したものであるとした。例えば、振動解析技術は同社がオーディオ機器で培った音響解析技術を応用しているという。