写真1●公開サイトのトップページ
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写真2●無料公開するコンテンツの利用イメージ
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 ブリリアントサービスは2014年1月17日、無料で商用利用が可能なコンテンツデータの配布を「ジュエルセイバーオープンコンテンツサイト」で開始した(写真1)。配布するのは、2013年7月31日にサービスを終了したソーシャルゲーム「星宝転生ジュエルセイバー」で使用していた300点以上のキャラクターイラストと、800以上のシナリオテキスト。同社が定める利用規約に同意すれば、商用・非商用を問わず、誰でも無料で利用できる(写真2)。

 ただし、同ゲームのコンテンツであっても、公開サイトでダウンロード提供するもの以外は利用できない。また、カードイラストやシナリオムービーも公開するが、これらはフリー利用の対象外だという。違法行為(例えば犯罪幇助に当たる表現など)やわいせつ表現での利用も禁じている。

 提供されるコンテンツを利用する作品には、「ジュエルセイバーFREE」というタイトルと「http://www.jewel-s.jp/」というURLを明記する必要がある。表記は、作品内か付属の別紙(説明書など)のどこかにあればよいという。コンテンツを利用した作品は、公開から4週間以内に専用報告フォームで事後報告する必要がある。

無料でも残っていた方がいい

 ブリリアントサービスによると「星宝転生ジュエルセイバー」はキャラクターのイラストや物語などのコンテンツを重視したゲームだったという。しかし、サービスが終了すれば誰からも見られなくなる。

 そこで、同社の実績を残すという意味でコンテンツを公開することにした。コンテンツが残っていることで、コンテンツを作成した多くのクリエーターも自身の実績として示すことができる。そこで、この趣旨に賛同したクリエーターの名前も併せて公開している。

 ソフトウエアでは、フリーソフトウエアやオープンソースといった手法が一般的になっている。コンテンツの分野でも、作家が自身の作品の一部を2次利用向けに開放する動きがあることが、今回の公開の背景になっている。同社によると、このコンテンツを使って既にゲームを作り始めている人も現れているという。

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