米Intelは現地時間2014年1月16日、2013年第4四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比3%増の138億3400万ドル、純利益は同6%増の26億2500万ドル、希薄化後1株当たり純利益は同6%増の0.51ドルとなった。営業利益は35億4900万ドルで同12%増加。また粗利益率は62.0%で、同4.0ポイント上昇した。

 増収増益となったものの、純利益はアナリスト予測に届かなかった。アナリストらは第4四半期の売上高を137億2000万ドル、1株当たり利益を0.52ドルと見込んでいた(New York Timesの報道)。

 事業別の売上高を見ると、パソコン向け事業が85億6000万ドルで前年同期から横ばい。データセンター向け事業は29億9800万ドルで同8%増加した。モバイル向けチップを含むその他Intelアーキテクチャー事業は11億500万ドルで同9%成長した。

 パソコン向け製品の出荷数は前年同期から3%増加したが、平均販売価格は同2%低下した。一方、データセンター向け製品の出荷数は同1%増加、平均販売価格は同7%上昇した。

 併せて発表した2013年通年の売上高は前年比1%減の527億800万ドル、純利益は同13%減の96億2000万ドル、希薄化後1株当たり純利益は同11%減の1.89ドルだった。営業利益は同16%減の122億9100万ドル。粗利益率は59.8%で同2.3ポイント縮小した。

 また、同社は今後の見通しについても発表した。2014年第1四半期の売上高は128億ドル(プラス/マイナス5億ドル)、粗利益率は59%(プラス/マイナス2ポイント)と予測。2014年通年の売上高はほぼ横ばいで、粗利益率は60%(プラス/マイナス数ポイント)を見込んでいる。

 Intelの決算発表を受け、同社株価は時間外取引で4.8%下落している。

[発表資料(PDF文書)]