NECは2014年1月16日、PCサーバー「Express5800シリーズ」の一部について、CPUを刷新して性能を最大20%向上させた後継機種を発表した(写真)。ラックマウント型やブレード型など各形態をまたがった全7機種(CPU数は1個または2個)が刷新の対象となる。いずれも1月24日に出荷する。
PCサーバーの一部となる7機種について、CPUを、最大8コアのXeon E5-2400ファミリーから、最大10コアのXeon E5-2400v2ファミリーに刷新した。これにより、最大20%性能を向上させた。さらに、ラックマウント型の後継機については、80 PLUS Titanium電源の採用により、従来比で最大12%の電力削減を実現した。
7機種の内訳は、ラックマウント型が3機種、タワー型が2機種、ブレード型が1機種、モジュラー型が1機種---である(表)。
例えば、「R120e-1E」(高さ1U)と「R120e-2E」(高さ2U)は、いずれもCPUを2個搭載したラックマウント型サーバー機。従来機「R120d-1E」「R120d-2E」との比較では、CPUと電源を刷新した。
また、「E120e-M」は、CPUを2個搭載したモジュラー型のサーバー機。従来機「E120d-M」との比較では、CPUのほかにI/O性能に注力した。具体的には、RAIDコントローラを刷新してサーバー内部のデータ転送速度を最大1.7倍に高めた。さらに、外部接続用にInfiniBandアダプターや10GBASE-Tアダプターを用意した。
機種名 | 概要 | 価格(税別) |
---|---|---|
E120e-M | 2CPU構成のモジュラー型 | 25万4000円から |
R120e-1E | 2CPU構成のラックマウント型(1U) | 32万7000円から |
R120e-2E | 2CPU構成のラックマウント型(2U) | 36万7000円から |
R110e-1M | 1CPU構成のラックマウント型(1U) | 29万9000円から |
B120e | 2CPU構成のブレード型 | 31万5000円から |
T120e | 2CPU構成のタワー型 | 22万円から |
T110e-M | 1CPU構成のタワー型 | 24万6000円から |