ネットアップは2014年1月16日、同社ストレージ製品のレンタル/リースプログラムを開始すると発表した。同プログラムは、ネットアップのストレージ製品全モデルが対象。利用価格は、環境やオプションによって変動する。

 プログラムの開始にあたりネットアップでは、エントリーモデル「NetApp FAS2220 clustered Data ONTAP」のレンタルパッケージを、キャンペーン価格で提供する。同パッケージでは、SATAディスク2テラバイトを12本内蔵したNetApp FAS2220 clustered Data ONTAPシングルコントローラが月額1万9800円(税別、5年レンタルの場合の料金)で利用可能だ。

 また、製品ごとのレンタルではなく、顧客のニーズに合わせて基本容量と使用料を事前に設定し、容量を超えた分は追加課金する「Storage On Demand(従量課金レンタル)プログラム」も提供する。

 このほか、レンタル/リースプログラムを利用するユーザーに対し、「支払い据え置きプログラム」や「既存資産下取りプログラム」、「アセットアセスメントプログラム」なども提供する。

 支払い据え置きプログラムは、一定期間レンタル料金の支払を据え置くというもの。新システムへのデータ移行時に、新旧のストレージが並存稼働する期間の二重支払いを回避したり、急なシステム導入が必要になったりした場合、次期予算で支払うといったように、ユーザーの支払いニーズに対応するためのプログラムだ。

 既存資産下取りプログラムは、新たにネットアップのストレージをレンタルで利用する際、他社製ストレージを含む既存のストレージ資産を下取りするもの。アセットアセスメントプログラムは、ユーザーのIT環境の効率性を、ストレージ関連コスト、設置面積、消費電力などから分析し、コスト面の改善点をアドバイスする。

 なお、ネットアップでは、今回開始したプログラムを専門に扱う新事業部「NetApp Capital Solutions」を設立している。