写真●6インチ画面のモバイル端末「HP Slate6 VoiceTab」
写真●6インチ画面のモバイル端末「HP Slate6 VoiceTab」
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 米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2014年1月15日、6インチ画面のモバイル端末「HP Slate6 VoiceTab」と7インチ画面の「HP Slate7 VoiceTab」を発表した。スマートフォンとタブレットの中間にあたる画面サイズ5~7インチの端末は「ファブレット」などと呼ばれるが、HPは今回の新製品を「ボイスタブレット」と呼んでいる。

 HPは2011年8月にモバイルプラットフォーム「webOS」の事業を打ち切る方針を明らかにし、タブレットやスマートフォンの開発から撤退していた(関連記事:HPがwebOS事業を打ち切り、PC部門の分離検討)。同社はVoiceTabによってスマートフォン市場への再参入を果たす。

 Slate6およびSlate7 VoiceTabは、OSにAndroidを採用する。クアッドコアプロセッサを搭載し、マルチタスクに対応する。IPS液晶マルチタッチディスプレイ、2台のカメラ、複数のステレオスピーカーを備え、3GデュアルSIMデュアルスタンバイをサポート。2月にインドでリリースする。

 米メディアの報道(PCMag.com)によると、Androidのバージョンは「4.2(Jelly Bean)」。内蔵ストレージは16Gバイトで、最大32GバイトのMicroSDカードを装着可能。前面に200万画素のカメラ、背面に500万画素のフラッシュ付きカメラを備える。ディスプレイ解像度は、Slate 6 VoiceTabが1280×720ドット、Slate 7 VoiceTabが1280×800ドット。

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