パソナグループの子会社であるキャプランとSAPジャパンは2014年1月15日、人事クラウドソリューションの分野で協業すると発表した。この協業により、SAPのグループ会社であるSuccessFactorsがキャプランと、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)契約を締結。キャプランは、SAPが認定する国内初のクラウドBPOパートナーとして、SuccessFactorsの製品を使った人事関連業務に関するクラウドソリューションの導入支援を国内で拡大する。

 SuccessFactorsは2012年にSAPが買収した企業で、クラウド型人事ソリューション「SuccessFactors」を提供している。キャプランは、2010年からSuccessFactorsを活用した人事コンサルティングサービスを展開してきた。今回の協業により両社は、案件紹介など営業面での協業を進めるという。

 キャプランは、SAPのERP(統合基幹業務システム)の人事ソリューションを採用している従業員規模1万人以上の企業に、SuccessFactorsを活用した人事コンサルティングとアウトソーシングサービスを提供していく。約200人で営業活動を展開し、専門性の高いコンサルティングを実施するという。

 さらにキャプランは、人材派遣や人材紹介などの採用支援、教育研修、福利厚生、給与計算管理業務などのアウトソーシングサービスを提供する予定だ。このほか、請求処理業務やカスタマーサポートなどのソリューションを組み合わせたサービスも今後検討するとしている。