米Flurryは現地時間2014年1月13日、モバイル端末向けアプリケーション(アプリ)の利用に関する調査結果を公表した。それによると、2013年の1年間におけるアプリのセッション数は、前年と比べ115%増加した。

 セッション数をアプリのカテゴリー別に見ると、「メッセージ/ソーシャル」が同203%増、「ユーティリティ/プロダクティビティ」が同149%増といずれも高い伸びで推移した。前者には、WhatsApp、WeChat、KakaoTalk、Line、Facebook Messenger、SnapChatといったチャット、通話、フォトメッセージングアプリが含まれており、若者を中心に人気を博している。

 後者には、オンラインメモのEvernoteやワープロのQuipといったアプリがある。スマートフォンやタブレット端末がパソコンのように使われるようになると同時に、これらアプリの機能が向上し、ユーザー数が増えているという。

 このほかのカテゴリーを見ると、「音楽/メディア/エンターテインメント」も前年比78%増と高い伸び。この後、「ゲーム」の同66%増、「スポーツ/健康/フィットネス」の同49%増、「ニュース/雑誌」の31%増と続いている。

 Flurryによると、2013年12月31日におけるセッション数は47億だった。また昨年1年間のセッション数は1兆1260億で、いずれも過去最高を更新した。年明け数日間のセッション数が1年間の動向を示すものであれば、2014年も記録を更新するとFlurryは予測している。

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