写真●Webキャットの管理画面
写真●Webキャットの管理画面
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 エムオーテックスは2014年1月10日、エージェント/サーバー型のクライアント管理ソフトで、クライアントPCからのWebアクセス状況を監視するソフト「Webキャット」(Web Cat)を強化した。アクセス状況を監視するだけでなく、新たにアクセスを制御するフィルタリング機能を使えるようにした。

 前提となるWebキャットとは、エージェント/サーバー型で動作するWebアクセス監視ソフトである。監視対象のクライアントPCに専用のエージェントソフトを導入し、管理サーバーで一元管理する。いつ誰がどのサイトにアクセスしてどんな操作をしたのかを把握できる。

 今回、Webキャットのオプションとして、URLに応じてWebアクセスを制御するWebフィルタリング機能を利用できるようにした。アクセス状況を受動的に把握するだけでなく、能動的に特定のWebサイトへのアクセスを禁止できる。WebフィルタリングのURLデータベースとしては、ネットスター製のものを利用する。

Webアクセス監視はLanScope Cat7の一機能で、単独で導入可能

 なお、Webキャットは、モジュール型で機能を追加できるクライアント管理ソフト製品「LanScope Cat7」を構成する一機能である。LanScope Cat7は、基本となるベースソフト「LanScope ScoutCat」の上に、Webキャットのような機能を追加していくアーキテクチャーをとる。

 Webキャット(Webアクセス監視機能)の価格は、1ユーザー当たり4500円から(人数が増えるにつれて単価は安くなる)。今回追加したWebフィルタリング機能の価格は、1ユーザー当たり年額1000円。なお、Webキャットを新規導入した場合は、初年度に限ってWebフィルタリング機能を無償で利用できる。

 前提となるLanScope ScoutCatの価格(税別、以下同)は、RDBMSにSQL ServerのExpressエディションを採用した小規模向け(500人未満向け)の場合に、29万8000円。SQL ServerのStandardエディションを採用した中規模以上向け(500人以上向け)の場合に、74万3000円。いずれも、年間保守料はサーバーライセンス価格の15%。