「AvantCar」の実装イメージ例 Atmelのデータ。
「AvantCar」の実装イメージ例 Atmelのデータ。
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 米Atmel社は、自動車のセンターコンソール「Atmel AvantCar」のコンセプトを「2014 International CES」で見せる(ニュース・リリース)。同社のタッチスクリーン/タッチボタン技術や半導体製品を使って、デザインの自由度が高いセンターコンソールの実現を狙う。

 使われる主な製品や技術は以下の通り。まず、メタルメッシュを利用した曲面対応のタッチ・スクリーン・センサー「XSense」。XSenseは低消費電力で最大12インチのタッチスクリーンを実現できるという。続いて、近接センサーや静電容量式タッチボタン/スライダの「QTouch」。これで、機械式のボタンや回転ノブを置き換える。QTouchはさまざまな機器ですでに使われているが、AvantCar向けには車載品質で提供する。

 XSenseとQTouchを併用することで、例えば、機械的なスイッチのないセンター・コンソールのデザインを、曲面を多用してエレガントに仕上げられるとする。さらに、AvantCarには、LINベースで制御するための半導体製品が含まれる。同社のRF製品や車載品質のマイコン「AVR」で実現する。例えば、車室内のライトの制御を行う。XSenseやQTouchでユーザーが操作し、AVRなどでライトを制御する。