写真1●iPhone用アプリ「Yahoo News Digest」の画面
写真1●iPhone用アプリ「Yahoo News Digest」の画面
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写真2●「Yahoo! Tech」の画面
写真2●「Yahoo! Tech」の画面
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 米Yahoo!は現地時間2014年1月7日、毎日のニュースを要約して配信する「News Digest」や雑誌風の情報サイトなど、一連の新サービスを発表した。

 News Digestは、昨年買収した英国の新興会社のモバイルアプリケーション「Summly」の技術を使用し、複数の情報ソースからその日の重要なニュースを要約して、午前と午後の2回、モバイル端末に配信する。ユーザーは要約に目を通してその日の重要な出来事を手軽に把握できる。

 より詳しい情報を得たい場合は、「Atoms」と呼ぶアイコンから、記事、写真、ビデオ、地図、Wikipediaからの抜粋などにアクセスできる。まずは「iPhone」「iPod touch」向けアプリケーションを無償で公開している(写真1)。

 新たな情報サイト「Yahoo! Food」と「Yahoo! Tech」(写真2)は、画像が際立つ雑誌風のデザインになっており、「Flickr」やWeb上から選び抜かれた写真、関連性の高いビデオ、分かりやすい記事を組み合わせる。画面ではタイトルを含む画像がタイル状に配置され、関心のあるタイルをクリックすると、ページやタブを移動することなく、記事全文が展開される。Yahoo! Techは、米New York Timesの元コラムニストであるDavid Pogue氏が指揮をとる。

 また同社は、広告サービス群「Yahoo! Advertising」の新サービスを発表した。特定の視聴者を対象にした広告枠を購入するための「Yahoo! Audience Ads」、広告管理プラットフォーム「Yahoo! Ad Manager」および「Yahoo! Ad Manager Plus」、大手パブリッシャー向けの広告マーケットプレイス「Yahoo! Ad Exchange」を提供する。

 さらに、モバイルアプリケーションを手がける米Aviateの買収も明らかにした。Aviateの技術は、モバイルユーザーの場所や端末利用傾向などに応じて、自動的にホーム画面を更新し、そのときに必要と思われる情報を提供する。Aviate買収により、Yahoo!はAndroid端末向けサービスの取り組みを強化するとしている。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]
[発表資料(4)]
[発表資料(5)]