写真●米MakerBot Industriesのデスクトップ型3Dプリンター
写真●米MakerBot Industriesのデスクトップ型3Dプリンター
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 米Stratasys傘下の米MakerBot Industriesは現地時間2014年1月6日、第5世代となるデスクトップ型3Dプリンターの新製品3機種を2014 International CESで発表した。エントリーモデルの「MakerBot Replicator Mini Compact 3D Printer」は1000ドル台で提供する。

 家庭や教室などでの使用を想定した小型のMakerBot Replicator Mini Compact 3D Printerは、出力サイズが100×100×125mmで、解像度は200ミクロン。操作が簡単なことを特徴とし、「ワンタッチで3D出力が可能」としている。4月の投入を予定しており、希望小売価格は1375ドル。

 新たな「MakerBot Replicator Desktop 3D Printer」は、出力サイズが252×199×150mmで、従来機種と比べ11%大きいサイズの造形が可能。解像度は100ミクロン。出力速度の向上も図った。USBデバイスからの出力や、Ethernet接続、Wi-Fi接続をサポートする。すでに専用サイトで注文可能。希望小売価格は2899ドル。

 大型造形に対応した「MakerBot Replicator Z18 3D Printer」は、出力サイズが305×305×457mm。USBからの出力、EthernetおよびWi-Fi接続をサポート。注文の受付を今春開始する予定。希望小売価格は6499ドル。

 また、本体内蔵のカメラと連携して出力状況をパソコンやモバイル端末から監視するための専用アプリケーション「MakerBot Desktop」「MakerBot Mobile」も用意する。クラウド上に保存しているファイルへのアクセスや、コミュニティサイト「Thingiverse」へのデータ共有も可能。MakerBot Desktopは2014年2月、MakerBot MobileはiOS版を春に、その後Android版をリリースする予定。

 そのほか、スキルを持たない初心者向けに、手軽に小物などの3D出力を実行するためのデータを提供する「MakerBot PrintShop」、ストーリー製のある3D出力用コンテンツを購入できる「MakerBot Digital Store」も展開する。

 またMakerBotは、将来のスキャナー製品などに使用する3Dカメラの開発に関して、ジェスチャー入力技術のベルギーSoftKineticと提携を結んだことも明らかにした。

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