米Corningは現地時間2014年1月3日、 スマートフォンのディスプレイなどに使われる同社の強化ガラス「Gorilla Glass」を3D成形できる準備が整ったと発表した。台湾のガラス加工大手G-Tech Optoelectronics(GTOC)と協力し、台湾に製造拠点を確立する。2014年に曲面形状Gorilla Glassの端末ベンダー向け提供を目指す。

 Corningによると、スマートフォンベンダーの上位10社以上が現在、わずかにカーブしたディスプレイデザインを採用した端末を販売している。より印象的なフォームファクタに対する需要は高まっており、Gorilla Glassの3D成形はこうしたニーズに対応し、今後のデザインの可能性をいっそう広げるとしている。

 曲面ディスプレイを搭載したスマートフォンは韓国Samsung Electronicsが2013年10月に「GALAXY ROUND」を韓国で発売したほか、韓国LG Electronicsも同月「G Flex」を発表している。また、米Appleも曲面ガラスを採用した「iPhone」を開発中と、11月に報じられた(関連記事:iPhone、曲面ガラスを採用か、画面サイズは4.7インチと5.5インチ、米メディア報道)。

[発表資料へ]