NECとNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)、NECフィールディングは2013年12月25日、サイバー攻撃による被害が発生した際に、ユーザー企業に駆け付けて緊急対応を行う「サイバー駆け付けサービス」を発表した。被害を検知してから2時間以内に駆け付けるという。提供開始は2014年3月。

 対象となるのは、NECあるいはNRIセキュアが提供するセキュリティ監視サービスのユーザー企業/組織。監視対象のネットワークで重要度が高いセキュリティインシデント(事件・事故)が発生すると、NECあるいはNRIセキュアの監視センターからNECフィールディングに出動指示が出される。

 そして、NECフィールディングのエンジニアが現場に駆け付け、初動対応を行う。初動対応には、S&Jコンサルティングが開発した解析ツール「Disk Excavator」などを使用する。

 NECフィールディングは全国に約400の拠点を持つ。NECによれば、インシデントの検出から2時間以内に現場に駆け付けるという。料金は個別見積もり。今後5年間で200件の受注獲得を目指すとしている。

 同日、NECとNRIセキュア、NECフィールディングの3社は、サイバーセキュリティの分野で協業することを発表している。今回発表されたサイバー駆け付けサービスはその一環。今後も、インシデント対応などのセキュリティの運用業務を支援するサービスを提供する予定である。