オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)は2013年12月2日、「世界最先端IT社会実現に向けて」と題したシンポジウムを開催した。開会挨拶に立った須藤修会長(東京大学大学院情報学環長・教授)は、水資源ビジネスや農業を例に「日本はパーツごとの分野は強いが一気通貫のビジネスモデルを持っていない。これをデータの連係や分析をして世界に打って出られるような態勢を作ろうとしている」と指摘した(次ページの写真1)。また農業や都市計画の高度化には「政治の力も必要だ」として、「構想を企業と行政が一緒に提案していかなければと思う」と述べた。