アプリケーション開発コンテスト「Mashup Awards 9(MA9)」の最終審査「Mashup Battle Final Stage」および授賞式が2013年11月12日に行われた(写真1)。同コンテストは、開発者らがWebアプリケーション開発のアイデアや技術力を競うもの。2006年から行われており、今回が9回目となる。

 最終審査の対象となる全12作品の開発者がそれぞれ5分間のプレゼンテーションを行い、それを受けて来場者による投票で最優秀賞が決まった。

写真1●MA9最終審査後の会場の様子
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写真2●アプリ「1Click飲み」の紹介動画から、利用画面例
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 最優秀賞はチーム名「ガリとマチョ」が開発したスマホアプリ「1Click飲み」(写真2)である。

 ユーザーはアプリの画面で飲み会の人数を入力。するとアプリは付近にある飲食店を検索し、ユーザーの年齢や時間帯、過去の履歴などの情報を考慮しながら、最適と思われる飲食店を絞り込む。

 さらにアプリは電話制御用APIの「Twilio」を使って飲食店に順番に電話をかけ、合成音声を使ってユーザーの代わりに予約を申し込む。飲食店の店員は予約可能かどうかを、Twilioによる音声アナウンスに従って電話番号をプッシュし返事する。

 1Click飲みは、12月中旬に正式リリースの予定である。

 MA9の最優秀作品は、会場からの一般投票により決定した。投票方法は、手持ちの携帯電話から作品のプレゼン番号を入力するというもの。投票システムはTwilioを使用して開発したという。