米Dropboxは現地時間2013年11月13日、ビジネス向けサービス「Dropbox for Business」の強化について発表した。同じ端末からログアウトすることなく個人向けDropboxにもアクセスできるようにするほか、セキュリティの向上を図る。
個人向けDropboxのアカウントと仕事用Dropboxのアカウントをひもづけすることにより、ユーザーはすべてのデバイスから両方のDropboxにアクセスできる。「自宅の鍵と会社のカードキーを同じキーホルダーに付けて持ち歩いている感覚」と同社は説明している。
デスクトップでは、仕事用Dropboxと個人用Dropboxが区別しやすく表示され、それぞれパスワード、各種設定、ファイルを管理できる。
モバイルアプリケーションからDropboxにログインすると、仕事用と個人用をタブで簡単に切り替えて中身のファイルにアクセスできる。
セキュリティ面では、管理者が企業データの共有およびアクセスのログを確認し、データフローを把握できるようにする。また、従業員の退社や端末の紛失などの際にリモートでパソコンやモバイル端末からDropboxフォルダーを削除できる機能、異動などに伴いすべての関連ファイルを後任に移行できる機能も追加する。
これらDropbox for Businessの機能強化は今月から段階的に利用可能にする。