2013年11月12日、ICT分野のイベント「TechCrunch Tokyo 2013」において、スタートアップ企業による「スタートアップバトル決勝大会」が開催された。
この企画は各社が独自開発したプロダクトやサービスを発表するもので、同イベントの目玉という位置づけ。多くの聴講者がプレゼンテーションに目を向けた。以下、決勝大会に残ったスタートアップ10社による発表内容の要点をお伝えする。
まずは、「Ring」を開発しているログバーのプレゼンテーションから。Ringは指輪型の入力機器。これをはめた指でジェスチャーをすることにより、Ringの先につなげたコンピュータ機器に命令することができる。
デモではジェスチャーにより音楽の再生を開始したり、電球をオン・オフしたりする例を見せた(写真1)。
Ringは現在開発中で、2014年に日本および米国で販売を開始する予定(写真2)。発売時点の本体価格は、1万円から2万円を想定している。
連携できる機器を拡充するため、国内外の家電メーカー、携帯電話事業者、スマートフォン/タブレットメーカーなど「18社の企業とパートナーシップ関係を構築中」(説明者)。開発者およびアプリ提供企業向けにはAPI(Application Programming Interface)を公開し、Ring向けのアプリストアを用意する計画という。
Ringはその先進性と、海外展開を考慮に入れていることから、TechCrunch最優秀賞を受賞した(写真3)。