中国の電子商取引最大手、Alibaba Group Holdingが2013年11月11日に行った激安セールは、この日1日の販売額が351億9000万元(約57億8000万米ドル)となり、昨年の191億元(約31億ドル)を大きく上回った。同日はセール開始から半日で昨年の記録を更新した。複数の海外メディア(Wall Street JournalBloombergNew York Times)が現地時間2013年11月11日に報じた。

 中国では、11月11日は1人が並んでいるように見えることから「独身の日」とされ、Alibabaのショッピングモールは2009年からこの日にセールを行っている。Wall Street Journalによると、米国ではブラックフライデーとサイバーマンデーを合わせたオンライン販売額は25億ドル。Alibabaのこの日のオンライン販売額は昨年時点で米国のこれら2日分を上回っている。New York Timesも、今年の57億ドル超という金額は1日の販売額として世界最高記録で、米国サイバーマンデーの2.5倍上回ると伝えている。

 この日、Alibabaが本社に設置した大型スクリーンに表示された販売額データによると、午前0時のセール開始から約6分で10億元を突破した。ショッピングモールに入っているスマートフォンメーカー、Xiaomi(小米科技)の店舗では、セール開始から3分で22万台が売れた。30分後のXiaomiの販売額は3億元に達したとWall Street Journalは伝えている。