写真1●ソリューション・ブリーフィング・センター開設後9カ月で実施した述べ160件のデモの内訳
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写真2●記者会見で説明するネットワンシステムズビジネス推進グループ第2製品技術部の松本陽一部長
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写真3●ソリューション・ブリーフィング・センターの新しいデモのメニュー
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 ネットワンシステムズは2013年11月11日、都内で記者会見を開き、同社の本社ビルで稼働中の顧客向けデモ設備「ソリューション・ブリーフィング・センター」のサービスを11月12日から強化すると発表した。顧客が現在利用中の業務ソフトやスマートフォン(スマホ)、タブレットなどの機材をネットワンのデモ環境と組み合わせて、動作確認や性能検証を行う「Proof of Concept」サービスを追加する。

 クラウドを使った災害対策システムやデスクトップ仮想化(VDI)システムといった関心の高いICT環境の使い勝手を、より顧客環境に近い状況で試せるサービスを提供し、受注拡大につなげる狙い。

 ネットワンシステムズは2013年春の新本社への移転を機に、ソリューション・ブリーフィング・センターも新本社に移設。5月から同社が実際に利用しているVDI環境や、クラウド基盤などのデモを実施してきた(写真1)。同社によると、9カ月で延べ140社が来場しているという。今回、顧客の実環境に近いProof of Conceptサービスを追加したのは、「これまで訪れた顧客の強い要望を受けた」と、同社ビジネス推進グループ第2製品技術部の松本陽一部長は説明する(写真2)。

 今回、以下の4種類のシステムに関してProof of Conceptサービスを提供する。

  1. 仮想データセンター基盤を使った災害対策・事業継続システム
  2. サーバーに高速なキャッシュメモリーや描画を高速化するGPUを搭載し、費用を抑えつつ従来より性能を高めたVDIシステム
  3. 重複排除機能を利用して、効率的にデータをバックアップするシステム
  4. 無線LANとスマホなどを組み合わせたIP電話システム

 いずれもネットワンがデモ環境を用意し、同様の機能を提供するいくつかの製品の性能や使い勝手を使い比べて比較できる。Proof of Conceptの検証の際にはネットワンの専門技術者が同席、顧客の課題や要望を技術サポートするという。

 今回の新サービス提供にあわせて、ソリューション・ブリーフィング・センターのデモ・プログラムも強化した。同社の海外拠点との間を高画質ビデオ会議システムで接続したり、各種のオーケストラレーション・ツールを比較できるクラウド基盤デモなどを新たに追加することも併せて発表した(写真3)。