米Appleが米アリゾナ州に製造工場を建設する予定であることが、現地時間2013年11月4日までに分かった。

 Appleは結晶成長装置を手がける米GT Advanced Technologiesと複数年の提携を結び、サファイア原料をGT Advanced Technologiesから調達する。GT Advanced TechnologiesはAppleのアリゾナ工場内に溶鉱炉や関連設備を所有および運用し、サファイア原料を生成する。700人以上のGT従業員を雇用する見通し。

 GTはAppleから約5億7800万ドルの前払い金を受け取り、2015年から5年にわたって償還する。

 またJan Brewerアリゾナ州知事は、同工場の建設とその関連でさらに約1300人の雇用が生まれると期待している。Brewer知事によると、同工場は再生可能エネルギーを採用する。

 Apple広報担当者は、「新工場はApple製品の部品を製造し、初日から100%再生可能エネルギーで稼働する」と述べている(米Bloombergの報道)。

[GT Advanced Technologiesのプレスリリース]
[アリゾナ州政府のプレスリリース(PDF文書)]