米Googleは現地時間2013年11月4日、新たなサービス「Helpouts」を発表した。ビデオチャットで専門家から問題解決のアドバイスが受けられる。

 コンピュータがウイルス感染した、車庫のドアを直したい、宿題で分からない問題があるなど、すぐに助言や指示が必要な相談に対し、その分野に詳しい人がオンラインビデオを介して答える。語学、料理、楽器、フィットネスといった学習や趣味にも利用できる。

 ユーザーは、相談したい相手を資格や経歴、能力、価格、格付けやレビューによって選び、すぐにアクセスして相談するほか、前もって予約することも可能。ビデオチャットしながら、スクリーン共有、プレゼンテーションの共同編集、会話の記録も行える。「もし期待に沿わなかった場合は、全額返金する」としている。

 Helpoutsは、少数のカテゴリーを対象に、同日サービスを開始している。相談に応じる専門家は個人のほか、フランスSephora, 米Home Depot傘下のRedbeacon、米Rosetta Stoneといった企業/ブランドがすでにHelpoutsの窓口を開設している。今後、専門家とカテゴリーを拡大していく予定。

 米メディアの報道(New York Times)によると価格は専門家がそれぞれ設定し、Googleが売上高の20%を徴収する。Helpoutsを利用して相談したいユーザーは、「Google+」と「Google Wallet」にログインする必要がある。

 Android向けアプリケーションからも利用可能。iOS向けアプリケーションの提供時期は未定という(米Mashableの報道)。

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