米Appleが11月1日に販売を開始した5世代目iPad「iPad Air」の導入率は、発売後最初の3日間で、第4世代iPadの昨年の同じ期間の5倍に達した。モバイルアプリケーションのマーケティング会社、米Fiksuが現地時間2013年11月3日、こうした調査結果を公表した。

 それによると、11月3日時点におけるiPad Airの全iPadに占める稼働比率は約0.7%だった。これは1年前の第4世代iPad発売後3日目の0.14%と比較し5倍。さらにiPad mini初代機の0.21%との比較では3倍強に、第4世代iPadとiPad mini初代機を合わせた比率との比較では2倍になる。

 このほかFiksuの統計によると、2013年11月4日時点の全iPadに占める各モデルの稼働比率は、iPad 2が37.7%で最も多く、この後、第4世代iPadの22.7%、iPad mini(初代)の20.2%、第3世代iPadの18.3%、iPad Airの0.7%、初代iPadの0.4%と続いた。2世代目iPad miniのRetinaディスプレイモデルについては、まだ販売が始まっていないため0%となっている。

 一方、AT&T MobilityのRalph de la Vega最高経営責任者(CEO)は現地時間2013年11月4日、iPad Air発売後3日間で新たにアクティベートされたiPadの台数が昨年の同じ期間の3倍になったと発表した。

 なおAppleは、昨年11月初旬に、第4世代iPadと初代iPad miniの発売後3日間の合計販売台数が300万台になったと発表していたが、今年は同様の発表がなかった。これについて、11月中に発売を予定するiPad miniのRetinaディスプレイモデルの販売実績を現時点で含めることができないため、発表を見送ったのではないかとの観測が広がっている(関連記事:iPad miniと第4世代iPad、発売3日間で合計300万台販売)。

[Fiksu公式ブログへの投稿記事]
[AT&Tの発表資料]