ジュピターテレコム(J:COM)は2013年10月31日、同日付で、米国ハワイで日本語番組チャンネルの提供などを手がけるNippon Golden Network, Inc.(NGN社)への出資を完了し、NGN社がJ:COMグループ会社(持分法適用対象会社)になったと発表した。

 J:COMは、2012年4月に発表した中期事業計画において「メディア事業の海外展開」を成長戦略の一つの軸として掲げていた。今回の出資は、その第一弾と位置づける。

 NGN社は、ハワイ州やロサンゼルス、グアムなどで日本語番組を放送する専門チャンネルを運営する。また日本語や英語の字幕制作なども手がけており、コンテンツの海外展開に必要なノウハウを有しているという。

 J:COMは、今回の出資を通じてNGN社の経営に関わることで、海外での事業展開の実績を蓄積し、今後アジアなど海外への番組提供につなげていくことで、メディア事業全体の拡大を目指す。

 J:COM出資後のNGN社の資本構成は、Nippon Hawaii Cablevision, Incが42.0%、J:COMが20.0%となった。

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