レノボ・ジャパン コンシューマ製品事業部製品統括兼ノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏
レノボ・ジャパン コンシューマ製品事業部製品統括兼ノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏
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8型タブレットの「YOGA TABLET8」
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発表会場で展示されていた「YOGA TABLET8」の内部。下側の円筒形部分にバッテリーを内蔵している
発表会場で展示されていた「YOGA TABLET8」の内部。下側の円筒形部分にバッテリーを内蔵している
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画面が360度回転する「Yoga 2 Pro」
画面が360度回転する「Yoga 2 Pro」
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画面が300度まで回転する「Flex 14」
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19.5型の大型タブレットとしても利用できる「Flex 20」
19.5型の大型タブレットとしても利用できる「Flex 20」
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参考展示されていた、Windows 8.1搭載の8型タブレット「Miix 2 8」
参考展示されていた、Windows 8.1搭載の8型タブレット「Miix 2 8」
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参考展示されていた、液晶一体型パソコンのように使えるAndroid端末「Lenovo N308」
参考展示されていた、液晶一体型パソコンのように使えるAndroid端末「Lenovo N308」
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参考展示されていた、29型液晶一体型パソコン「IdeaCentre B750」。21:9の液晶画面を搭載する。タッチ操作には非対応
参考展示されていた、29型液晶一体型パソコン「IdeaCentre B750」。21:9の液晶画面を搭載する。タッチ操作には非対応
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 レノボ・ジャパンは2013年10月30日、一般消費者向けのパソコンとタブレット合わせて5製品を11月上旬から順次発売すると発表した。価格は全てオープン。それに合わせて、東京・秋葉原で発表会を開催した。

 発売するのは、Androidタブレットの「YOGA TABLET8」「同10」と、Windows 8.1搭載ノートパソコンの「Yoga 2 Pro」「Flex 14」、そして、液晶一体型パソコンの「Flex 20」になる。

 「YOGA TABLET8」「同10」は、どちらもMediaTekのクアッドコアプロセッサーである、MT8125(1.2GHz)を搭載している。メモリーは1GBでストレージ容量は16GB。本体形状に特徴があり、板状の画面と円筒形のバッテリーを組み合わせた形をしている。片手で持つとき、厚みのあるバッテリー部分を握ると安定するという。さらに、この円筒形の部分に収納されたスタンドを引き出すと、本体を立てて置くことが可能だ。画面解像度はどちらも1280×800ドットのIPS液晶で、5点のマルチタッチに対応している。前面に160万画素、背面に500万画素のカメラを搭載する。

 8型画面のYOGA TABLET8は、幅213×奥行き144×高さ3~7.3mmで、重さ401g。バッテリー駆動時間は16時間になる。実勢価格は約2万8000円。

 10.1型画面のYOGA TABLET10は、幅261×奥行き180×高さ3~8.1mmで、重さ605g。バッテリー駆動時間は18時間になる。実勢価格は約3万7000円。

 今回発表したYOGA TABLETシリーズは無線LANのみの対応だが、3G回線モデルも予定しているという。

パソコンは全機種タッチに対応

 「Yoga 2 Pro」は、液晶画面を360度回転するとタブレットとしても利用できるWindows 8.1搭載ノートパソコン。画面サイズは13.3型で、視野角の広いIPS液晶を搭載し、10点マルチタッチにも対応する。前モデルの「IdeaPad Yoga 13」から、液晶画面の解像度を2倍(3200×1800ドット)にしながら、重量を減らした。バッテリー駆動時間は約8時間。CPUはCore i7-4500(1.8GHz)で、メモリーは8GB。256GBのSSDを内蔵する。幅330×奥行き220×高さ15.5mmで、重さは1.39kg。シルバーとオレンジの2色がある。実勢価格は約19万円。

 今回新たに登場した「Flex」は、「画面を使いやすい角度に調整して使うことができる」という意味のブランドだ。ノートパソコンの「Flex 14」は、画面を300度まで回転させることができる。300度開いた時点で固定できるので、Yoga 2 Proのように、タッチ操作をしたときにぐらつかない。画面は1366×768ドットの14型液晶で、10点マルチタッチに対応する。Office Home and Business 2013をプリインストールする。

 2種類のモデルがあり、上位モデルはCPUがCore i5-4200U(1.8GHz)で、メモリーが8GB、500GBのハードディスクと16GBのフラッシュメモリーを組み合わせたハイブリッドハードディスクを搭載する。バッテリー駆動時間は8.1時間。実勢価格は約11万7000円。

 下位モデルはCPUがCore i3-4010U(1.7GHz)で、メモリーが4GB。ハードディスクは上位モデルと同じになる。バッテリー駆動時間は8.6時間。実勢価格は約10万7000円。

 液晶一体型パソコンの「Flex 20」は、10点マルチタッチに対応する19.5型液晶(1600×900ドット)を搭載する。背面のスタンドを完全に収納すると、“大きなタブレット”としても利用できる。テーブルの上に置いて、家族でゲームなどをする用途を想定しており、ゲームで便利な、画面上で使えるスティックが付属する。バッテリーを内蔵しており、約4時間駆動する。CPUはCore i3-4010U(1.7GHz)で、メモリーが4GB。500GBのハードディスクと8GBのフラッシュメモリーを組み合わせたハイブリッドハードディスクを搭載する。実勢価格は約12万5000円。

 発表会で、レノボ・ジャパン コンシューマ製品事業部製品統括兼ノートブック製品担当部長の櫛田弘之氏は、「使う人にとってどれがベストな選択なのか、ユーザーが付加価値から端末を選べるようにする」と、同社の戦略を説明した。

 このほか発表会では、8型のWindows 8.1搭載タブレット「Miix 2 8」や、液晶一体型のAndroid端末「Lenovo N308」など、7製品を参考展示していた。発売に向けて調整中だという。