新日鉄住金ソリューションズは2013年10月29日、2014年3月期の第2四半期連結決算を発表した。上期(2013年4~9月)の売上高は814億5300万円と前年同期比0.3%減、営業利益は同16.6%減の45億2500万円だった。

 部門別の売上高では、「業務ソリューション」が461億円で同6.5%増と順調。特にメガバンク向けの金融関連の分野は、単独の売り上げで121億円と同19.8%増と伸びた。産業・流通・サービス分野はネットや小売向けが堅調で、単独の売り上げで199億円と同2.6%増になった。製造業は海外戦略投資が好調で、下期に期待がかかるという。

 「基盤ソリューション」はプライベートクラウドの案件が増え、売上高は98億円と同5.4%増。統合基盤構築やアウトソーシング関連の需要が拡大した。

 一方で「ビジネスサービス」は、売上高が255億円と同12.4%減だった。運用やアウトソーシングのサービスは引き続き高水準で推移しているが、テレコム向けが減少した。トラフィック増加に伴うIT投資は継続しているものの、競争が激化しているためという。

 2014年3月期については売上高1780億円、営業利益は127億円を見込む。