エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2013年10月29日、学生向けにLinuxおよびオープンソースソフトウエア(OSS)のハンズオンセミナー「Linuxを使ってみよう」寄付講座プログラムを実施すると発表した。開催を希望する教育機関を募集する。

 LPI-Japanは、Linux技術者認定試験「LPIC(Linux Professional Institute Certification)」および「OSS-DB技術者認定制度」を実施する特定非営利活動法人。「高校生をはじめとする若い世代にLinux/OSSに触れる機会を作り、今後ますますオープンソースが必要とされる世の中でグローバルに活躍でき、将来の日本のIT技術を支えることができるIT人材の育成に貢献する」ことを目的として、寄付講座を実施する。

 LPI-Japanは開催を希望する教育機関に対し、講師、カリキュラム、LinuxのインストールDVD、インストール先となるUSBメモリーを提供する。教育機関は、人数分のパソコンを用意する。1回のセミナーの長さは1日で、年間4校程度での実施を想定している。

 LPI-Japanは、寄付講座プログラム実施に先立ち、千葉県立商業高等学校、北海道旭川工業高等学校ですでにセミナーを実施した。受講した生徒からは「今まで名前しか聞いた事のなかったLinuxについて初めて講義を受けWindowsと何が違うのか、など基礎の部分について学習する事ができた」「講義は面白い内容で、Linuxについて今まで以上に興味がわいた」「Linuxの初期設定のやり方や、SEになるには何が必要かというのがわかってよかった」などの感想が寄せられた。

 教育機関からの問い合わせは、LPI-Japanのホームページで受け付けている。