日立製作所は2013年10月29日、2014年3月期の第2四半期連結決算を発表した。上期(2013年4~9月)の売上高は4兆4706億8600万円と前年同期比2.6%増、営業利益は同6%増の1734億8100万円と増収増益だった。

 事業部門別の売上高では、「情報・通信システム」が8847億円で同6%増、「社会・産業システム」が5973億円で同10%増など、主にインフラ関連が好調に推移した。同社は「Hitachi Smart Transformation Project」と呼ぶ構造改革を実施しており、こうしたコスト削減なども利益増に結びついた。

 2014年3月期の連結決算については、円高の是正や輸出の持ち直しなどによる緩やかな景気回復を見込んでおり、売上高は9兆2000億円、営業利益は5000億円を見込んでいる。