写真●EasyBlocks DHCP 1500モデルの概観
写真●EasyBlocks DHCP 1500モデルの概観
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 ぷらっとホームは2013年10月25日、DHCPアプライアンス製品の上位機種となる「EasyBlocks DHCP 1500モデル」と「EasyBlocks DHCP 3000モデル」の販売を開始したと発表した(写真)。ソフトウエアのインストールが不要で、手軽に導入できるのが特徴だ。2013年5月に発売した小規模向け製品「EasyBlocks DHCPモデル」に比べ、IPアドレスの割当数を増やしたほか、冗長化機能などを強化した。価格は19万8000円から。年間1000台の販売を目指す。

 既存のEasyBlocks DHCPモデルのIPアドレス割当数が最大300だったのに対し、EasyBlocks DHCP 1500/3000モデルはIPアドレスをそれぞれ1500、3000まで割り当てることができる。

 そのほか、冗長化機能を強化した。従来から、アクティブ-アクティブ構成を組むことは可能だったが、新製品ではGUI操作だけでアクティブ-スタンバイ構成を採ることができる。中・大規模向けネットワークに対応することで、売り込み先の拡大を狙う。

 EasyBlocksシリーズは、必要なソフトウエアや設定をあらかじめ搭載する。技術者によるサーバー構築作業は不要だ。「一般的な同種のアプライアンス製品は、100万円かかるものも少なくない。当社はハードウエアを自社で製造しており、価格を抑えている」(ぷらっとホーム)という。

 同社が長年にわたり開発・販売を手がけるマイクロサーバー「OpenBlocksシリーズ」は、耐久性や耐熱性が強み。EasyBlocks DHCP 1500/3000モデルは、動作環境を50℃まで保証する。