フリービット子会社のインターネット接続事業者であるドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は2013年10月25日、無線データ通信サービスで、通信速度をアプリ単位で制御できる付加機能の提供を始めたと発表した。スマートフォンで専用アプリを使ってアプリごとに通信速度に制限をかけるかどうかを設定すると、ネットワーク側がこの設定に基づいて、アプリごとに通信速度を制御するという。
新機能の名称は「SiLK Sense設定」。MVNO(仮想移動通信事業者)として提供するLTE(Long Term Evolution)対応の無線データ通信サービス「ServersMan SIM LTE 100」で新機能に対応する。同サービスは月額490円で通信速度100kbpsが利用できるサービスで、100MB当たり263円など、追加料金を支払うと速度制限がない高速スピードモードが利用できる。
従来は、高速スピードモードを設定すると全てのアプリが制御を受けず帯域を利用しようとする。専用アプリを使ってSiLK Sense設定を導入すると、特定のアプリだけに高速スピードモードの利用を許諾でき、通信料金を節約しやすくなる。
この機能を実現するため、DTIはフリービットと、MVNOの通信サービスで、端末から帯域などを制御できる新技術「Semantic Switch技術」を開発した。世界初としており、特許を出願中だ。
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