UTM(統合脅威管理)機器販売のウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2013年10月23日、米ウォッチガード・テクノロジー製のUTM機器が生成するログを分析し、脅威レポートを出力できるソフトウエア「WatchGuard Dimension」の無償提供を始めた。同日から日本語サイトで提供を始める。2014年前半にはGUIやマニュアルの日本語化を検討しているという。

 WatchGuard Dimensionは、同社のUTMが備える複数のセキュリティ機能が生成するログを統合し、脅威を可視化するソフトウエア。IT責任者向け、経営者向けといった複数パターンのレポート出力できるという。ネットワーク監視を担うセキュリティ企業は、同UTMを使ったマネージドセキュリティサービスを展開しやすくなる。

 ウォッチガード・テクノロジーは、ウイルス検索エンジンなど複数のセキュリティ企業から提供を受けた技術を組み込んだUTM機器を開発、販売している。主に中小・中堅企業向けだが、ハードウエア性能の向上で大企業のネットワーク帯域にも対応可能になったとして「今後は大企業向けにも販売チャネルを拡大させたい」(米ウォッチガード・テクノロジー CEO/Presidentのジョー・ワン氏)としている。