写真●DBエース データメンテナンスエディション Ver.3.0の画面
写真●DBエース データメンテナンスエディション Ver.3.0の画面
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 システムエグゼは2013年10月22日、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のデータをメンテナンスするWeb画面を生成するユーティリティーソフトの新版「DBエース データメンテナンスエディション Ver.3.0」(写真)を発表、同日出荷した。新版では、Oracle DatabaseとSQL Serverに加えて、新たにPostgreSQLのデータをメンテナンスできるようにした。価格(税別)は、150万円から。

 DBエース データメンテナンスエディションは、RDBMSに格納されているデータをメンテナンス(参照/挿入/削除/更新)するためのツールである。このツールを使うと、テーブルの定義情報を元に、各テーブルに対応するメンテナンス用のWebインタフェース画面を自動作成してくれる。業務ユーザーは、この画面にWebブラウザーでアクセスするだけで、SQLの知識を必要とせずにデータを操作できる。

 今回の新版では、メンテナンス対象のRDBMSを増やし、Oracle Database 10g/11gとSQL Server 2005/2008に加えて、新たにPostgreSQL 9.0/9.1/9.2のデータをメンテナンスできるようにした。新版ではまた、作成するWebインタフェース画面の構成を見直し、画面遷移を減らした。これにより、以前よりも少ない動作でデータをメンテナンスできるようにした。

画面カスタマイズによる入力ミスの抑制が可能

 データメンテナンス画面はカスタマイズできる。例えば、メンテナンス対象のカラムを制限できる。カラム名は、指定した日本語で表示できる。値の入力に際しては、プルダウンリストやラジオボタンから選択させることができる。なお、大量データを加工/編集する際には、ファイル(CSV、TSV、Excel形式)のアップロードによる一括登録/更新が可能(抽出条件に合致したデータのダウンロードも可能)。

 セキュリティー機能としては、ユーザーアカウントごとに、システム管理者権限か一般ユーザー権限のいずれかを設定できる。一般ユーザーに対しては、Web画面のカスタマイズ権限や、データを参照/登録/更新/削除する権限、一括インポートやダウンロードの権限などを指定できる。また、システム管理者/一般ユーザーともに、ログインやデータ操作などに関するログを記録できる。

 稼働OSは、Windows Server 2003/2008。Java言語によるWebアプリケーションとして開発されており、Apache Tomcat 6.0の上で動作する。操作端末ソフトとしてWebブラウザー(Internet Explorer 8以上)が必要。