米マイクロソフトは2013年10月22日(現地時間)、クラウドサービス「Windows Azure」の一機能として提供するバックアップサービス「Windows Azure Backup」の正式版を公開した(写真、同社の公式ブログ)。
Windows Azure Backupサービスは、オンプレミス環境のデータをクラウドに自動バックアップするサービス。最初に証明書の発行などの手順が必要だが、設定してしまえば後の操作はWindows 7/8などに標準で付属するバックアップ機能とほとんど変わらない。履歴管理機能などを備えているので、バックアップを保持している期間内であれば指定したバージョンに戻すことも可能だ。
ただし、ドライブイメージのバックアップ機能は無いので、別途ローカル環境でバックアップする必要がある。Gバイト単価はやや高いが、ローカルでバックアップメディアを管理する必要が無く、履歴管理機能があるので柔軟なリカバリーが可能だ。
料金は従量課金制の場合、最初の5Gバイトまで無料で、5Gバイトを超えるとGバイト当たりで月々41.52円。6カ月または12カ月のプランだと、これがGバイト当たり月々28.24~33.22円になる。11月30日まではその半額で提供する。
このほか同社は、開発キット「Windows Azure SDK 2.2」や、管理ツール「Hyper-V Recovery Manager」のプレビュー版も合わせて公開した。