米GoogleはAndroid向け性能強化ツールを手がける仏FlexyCoreを買収した。複数の米メディア(PCMag.comCNET News.comなど)がGoogleから確認を得たとして現地時間2013年10月22日に報じた。

 FlexyCoreは創業5年の新興企業。主要製品の「DroidBooster」はAndroid端末の性能向上と電力寿命延長を可能にする。Googleは買収金額について明らかにしていないが、1690万ユーロ(約2300万ドル)と伝えられている。

 米TechCrunchによると、買収の動きは昨年9月から始まっていたが、結論に至ったのは今月初めだという。

 FlexyCoreはすでにGoogleのAndroidチームに統合されており、DroidBoosterはAndroid向けデジタルコンテンツ販売/配信サービス「Google Play」から削除されている。

 Googleは米GigaOMの取材に対し、「FlexyCoreのチームはAndroid端末のパフォーマンスを最適化するソフトウエアの構築において強力な専門知識を持っている。われわれは、FlexyCoreチームが当社に完璧に合致すると考えている」と述べた。