アップルは米国時間の2013年10月22日、サンフランシスコ市内でスペシャルイベントを開催、タブレット端末iPadの新モデルをはじめ、多くの新製品を一斉に発表した。注目の的は、かねて噂のあったiPadの2機種。9.7インチ液晶を搭載した第5世代iPad「iPad Air」と7.9インチ液晶を搭載した第2世代「iPad mini Retinaディスプレイモデル」で、いずれもWi-FiモデルとLTEに対応したWi-Fi+Cellularモデルがある。iPad Airは11月1日から発売を開始、iPad miniについては11月中の発売としている。

 今秋の発売が予告されていたMac向け新OS「OS X Mavericks」は、Snow Leopard以降のユーザーに無料で提供することを発表、同日よりMac App Storeからダウンロードが可能になった。Macのハードウエアでは、インテルのHaswellプロセッサーと高速インタフェースThunderbolt 2を搭載したノート型の「MacBook Pro」の13インチモデルと15インチモデルの発売を開始したほか、こちらもかねて予告されていたプロ向けデスクトップ型の「Mac Pro」を12月中に発売することを明らかにした。

 アプリケーションソフトについても主力製品を刷新した。クリエイティブスイートの「iLife」、オフィススイートの「iWork」をMac、iOS向けにそれぞれバージョンアップ。新規にMac、もしくはiOSデバイスを購入したユーザーには無料で提供する。