写真1●米ナイキのリストバンド型端末「Nike+ FuelBand SE」(写真提供:米ナイキ)
写真1●米ナイキのリストバンド型端末「Nike+ FuelBand SE」(写真提供:米ナイキ)
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写真2●発表会には3人のアスリートがゲストとして登場
写真2●発表会には3人のアスリートがゲストとして登場
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 ナイキジャパンは2013年10月21日、リストバンド型の端末「Nike+ FuelBand SE」を同11月6日にオンラインストア(nike.com)および店頭で発売すると発表した(写真1)。10月25日には、Nike Harajuku、Nike Kichijoji、Nike Osaka Running、Nike Fukuokaで店頭予約を受け付ける。価格は1万5750円。

 Nike+ FuelBand SEは、初代機Nike+ FuelBandに続く第2世代機となるが、国内販売は初めてである。初代のNike+ FuelBandに対し、新端末ではBluetooth4.0に対応するなど機能を強化したほか、カラーバリエーションを増やしている。発表に合わせて来日した米ナイキ デジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダー氏は「Nike+ FuelBand SEは単なる製品ではなく、アスリートに新しい体験を提供するものだ」と語った。

 同端末はスマートフォン向けの専用アプリと連携し、運動量を容易に見ることができるほか、友人らと運動量を共有できる。オランダー氏によると、運動量を共有する人の数が多い人ほど、運動量が多い傾向があるという。なお、スマートフォン向けアプリは現時点でiOS版だけとなっている。

 同端末を利用したときの運動量は、ナイキ独自の「NikeFuel」として記録される。発表会には、ゲストとしてボクシングの内山高志選手、フィギュアスケートの安藤美姫選手、元陸上競技選手の為末大さんが登場(写真2)。「NikeFuelは通貨みたいなもの。複数のスポーツを体験した時に、運動量を簡単に比較できる」など感想を語った。

 発表会では、「Nike+ Move」アプリと「Nike+ Fuel Lab」なども紹介された。Nike+ Moveアプリは、iPhone 5sユーザーに向け、Nike+ FuelBand SEと同等の体験を提供するアプリ。Nike+ Fuel Labは、既存のNike+ Accelerator programの発展形であり、パートナー企業と共にデジタルツールの提供を通じてアスリートの能力発揮を支援する。応募企業のなかから10社が選出され、サンフランシスコの活動拠点で12週間をかけてNike+ Fuelを活用した製品を開発する。応募締め切りは2014年1月20日で、同3月~5月の開発期間を経て、6月に成果発表する。